新着!テンプラニーリョ&ガルナチャ

ある業者の方から、新着ワインが入ったのでコメントを下さい。と、2種類のワインが届きました。

両方とも重量感のあるボトルで、ラベルもいまどきの感じがありますね。
ワイン商 ホルヘ・オルドネス氏が手がけるワインです。
ホルヘ・オルドネス氏のワインを扱う”OROWINES”は、スペイン固有のブドウ品種、そして古樹に着目、あのアルト・モンカヨやカン・ブラウ、エル・ニドなどを取り扱っているグループとして注目されていますね。
なんとなく想像できますが、勉強ということで、スタッフ全員でテイスティング会をすることにしました。


VOLVER ボルベール 2008 Bodegas Volver
テンプラニーリョ 100% 樹齢50年以上
D.O.ラ・マンチャ
14ヶ月フレンチオーク新樽熟成 アルコール度15% 1500ケース
ホルヘ・オルドネス氏とラ・マンチャワイン改革を進める新しい世代の醸造家の一人、ラファエル・カニサレス氏の共同生産、共同所有
95ha 標高660メートル 平均樹齢40年
ボトルネックには、ワイン財団のドン・キホーテのマーク。
色調はとても濃く、深い黒紫色の力強い印象。やや複雑な熟した黒系果実に甘苦系スパイス。ほのかにユーカリやミントのようなすっきり感のある香り。凝縮された果実味にしっかりとしたタンニン。かなりのドライ感。
抜栓後すぐは、モダンワインにありがちなバニラ香にアルコール感が圧倒していたが、35分過ぎた辺りからブドウやラ・マンチャらしさが顔を見せ、バランスが良くなってきた。
ワイン単体では・・・との声があった。私はよ〜く熟したとろっとろの白カビかウォッシュのチーズと頂きたいと思った。地域的にケソ・マンチェゴのフライなんかはどうだろう・・・。

そして、もう1種類。
ATTECA OLD VINES アテカ オールド・ヴァインズ 2009 Bodegas Ateca
ガルナチャ 100% 樹齢80〜120年
D.O.カラタユ
アルコール度15% 1250ケース
フミーリャのジル家とホルヘ・オルドネス氏によって設立。
55ha 標高915メートル
赤系果実と軽やかなスパイス、ハーブ。アルコール15%とは思えない程、とても柔らかな口当たりと上品な構成。しかし、味わい深く、複雑。まったく疲れず飽きが来ない。これは素直に美味しい。そして、抜栓直後から楽しめる。

ああだ、こうだのテイスティング会は朝方まで続きました・・・。