酒粕が届いたぁ〜

先日、酒粕が自宅に届きました。宛先は実家からでした。
早速、箱を開けてみると、なんとも懐かしい香りが部屋中漂いました。


私の実家の近所に日本最古の蔵元さんがあります。
私には馴染み深いのですが、日本酒界では通の方ではないとあまり知られていないようです。
帰郷すると、料理酒から食卓の上まで、ここの日本酒が並んでいます。
顔見知りのご近所さんということで、いつも貴重な酒粕を分けて頂いているそうです。

簡単な紹介文を見つけました。

郷乃誉 須藤本家

850年以上の歴史を持つ日本最古の蔵元。
酒通のみぞ知る真の銘酒「郷乃譽」
酒造業の歴史は今を溯る永治元年(1141年)平安時代末期から続く、現在55代目という日本で最も古い蔵元「須藤本家」。
その長い歴史の中から生まれた「伝承古法仕込」という仕込方法は、代々蔵の当主を継ぐものだけに受け継がれ、杜氏でさえその全てを知ることは許されないという。
酒造りに用いる米は、全て契約栽培米。素性の判らない米など一切使いません。
栽培田の土壌を徹底的に解析。その条件に見合った土壌改善を20年以上も前から実施し、それぞれの栽培田の特性からどのような米が収穫できるのか。全てを学術的に把握した上での土壌造りから須藤本家の酒造りが始まります。
2001年より醸造アルコールを廃止。ごく一部のお酒を除き全く火入れをしていない本生で出荷しています。

●酒・米・土・水・木
須藤本家には「酒・米・土・水・木」という言葉があります。
良い酒を造るには良い米が必要、良い米を作るには良い土が必要、良い土を造るには良い水が必要、良い水を作るのには木が必要という意味です。
その為、須藤本家では木を切ることが禁止されており、蔵の敷地中にもケヤキ、竹林など約600本の樹木があり、蔵の造設の際には切らずに植え替えされています。
こだわりの結果、独特の透明感ある滑りが大変良い、飲んだ時に「郷乃譽の酒」と判る、特徴を持った美酒が生まれます。
酒通のみぞ知る真の銘酒が郷乃譽なのです。



写真は須藤本家HPより

私個人的には「山桜桃ゆすら」という純米吟醸酒 無濾過 生々が好きです。メロンやバナナのような、いわゆる吟醸香が上品に立ち上ります。やや冷やしぎみにすると格段に良くなりますね。ちょうどこの季節にはもってこいです。

さて、酒粕で何をこしらえようかな・・・。

須藤本家HP
http://www.sudohonke.co.jp/