バリューボルドー2010

先日、以前働いていた時の大先輩達から、ザ・リッツ・カールトン東京で行われたボルドーワイン大試飲会・展示会に誘われ、行ってきました。

会場には1000円〜3500円程のボルドーワインが、スパークリングから白、赤、甘口までびっしり。その数、約600本だとか・・・。
その中から、10人のプロテイスターが、品質と価格のバランスに優れた100本を選出し発表、展示するという大きな試飲会でした。
私は遅れて着き、最初は各インポーターのブースで試飲していたのですが、この趣旨に気づき、選出された100本をアットランダムで試飲しました。

試飲会場を見ると、お国柄と言いますか、ビシッとスーツ、頭テカテカ・・・スペインワインの試飲会場とは全く違う雰囲気にはちょっと笑ってしまいます(すみません)。

はるか昔、最初のワインブーム辺り、自分がボルドーワインに携わってワインリスト作成などをしていた時は、「これはポイヤックで第○級でヴィンテージが○年だからぁ・・・」などと格付けワインをオンして、アイテムが無ければ、価格と品質を見てセカンドワインをオン。村名別に分けて、各個性を把握して・・・など有名シャトーのオンパレードでした。一種のブランド志向ってやつですか?
しかし、この会場では全く見たこと聞いたことの無いシャトーがずら〜っと並んでいました。こーなったら、片っぱしから飲むか、ラベルの見た目から入るか・・・しかありません。

ブランド志向から脱皮し、このような無名のコストパフォーマンスの高いボルドーワインを見つけ、それを提供していく。この時代だからこそ、ソムリエを含め売り手の舌と腕が鳴りますね。
価格と品質、この1点。とても勉強になりました。

もちろん、この後は某レストランにて反省会。

おつかれさまでした。

バリューボルドーの詳細はこちら
http://www.franceshoku.com/valuebordeaux2010/