”a posteriori BRUT”〜COLET〜
スペインにメルロ種１００％から造られるロゼ・スパークリングがあるのをご存じでしょうか？
新進気鋭の若手醸造家セルジが、地元ペネデスならではの葡萄を最大限に活かすワイン造りを行っている。
以前ボデガに伺った時、実験的に仕込んでいた。それを見つけ、「これは？」と聞いたら、セルジは、ニヤっとしながら「メルロ」と呟いた。
ここには書ききれないが、朝っぱらから夕方まで永遠、ワインテイスティングとワイン哲学について話し合った。話していて、似た者同士！？と思うところもあって、妙な親近感を得た。
ブルット・ナチュレがもてはやされているが、彼は味のバランスを第一に考え、エクストラ・ブルットに拘っている。
先日、久々に開けてみることに。
ロゼというより、赤に近い。イタリアのランブルスコを少しドライにした印象という声が上がった。やや青っぽい印象があるが、メルロ種独特の黒胡椒や黒土、茹で小豆などの香りがある。
たまたま食卓にあった、うずら豆の煮物との相性が抜群だった。
