お祭りの後で・・・

怪しいスペイン赤・・・

先日、私の住んでいる町のお祭りがありました。
このような催し物は、どんどん行ってほしいものです。夕暮れ時、夕食前の良い運動(!?)と良い食前酒(!?)を堪能し、気分良く帰宅。
この日は、ガッツリと焼肉です。今まで「部屋に臭いが・・・」と敬遠してきましたが、たまたま頂いたお肉がたくさんあったので、ええぃ。
ワインは、前日の飲み残りのカバ「ゴルネール ブルットナトゥーレ '01」を。「赤も。」ということで、セラーにゴロゴロある中から、持ってきたのは、「Moscari」という謎の1本。一応スペイン・レオンのVdlT。造り手は正体不明・・・。怪しい。99年のVendimia Seleccionadaで、外観からの想像で「しっかりモダンのテンプラニーリョ系」とみた。

その色調は、やや熟成を思わせる濃いルビー色。中心部は、全く透き通っておりませんね。深く濃密な印象があります。粘性はやや強めです。香りの第一印象は、非常に芳醇で豊かさを感じますね。圧倒されそうです。バリエーションはやや複雑で、プラム、そして黒すぐりや桑の実を煮詰めた甘酸っぱいジャムのような果実の香り、生肉のような動物臭、甘草、シナモン、丁子などの香辛料の香り、モカや焙煎したコーヒーなどのロースト香、やや刈りた干し草のような植物の香りなど、いろいろな香りを感じます。少し香りが閉じた印象なので、時間を置いて楽しもうっと。わざわざデキャンティングするのもなぁ〜・・・。これはテンプラニーリョですね。予想通りでした。

とりあえず、カバ!です。このゴルネールには、豚とろ&ごま油が合いますねぇ〜。

すっかり完食の頃は、さすがに ZZZ・・・。
結局、謎のスペイン赤ワインは、牛カルビに好相性を見せてくれました。
おしまい。