サービスマンとしての教科書

KAZZ76242006-08-24

最近、ある方の勧めで、このDVDにはまっています。ご存知の方は多いはず。
それは、「宮廷女官 チャングムの誓い (原題 大長今)」
宮廷料理を手がける水刺間(スラッカン)の女中を経て、国王(中宗)の煎じ薬作りと施鍼を担当する主治医となった歴史上の人物「長今(チャングム)」の生涯を描いた韓国ドラマ。
「とりあえず見なさい」と言われ、早速見ることに。
その内容は、宮中の複雑な人間模様と主人公の壮絶な生き様。最近記憶に新しい「大奥」のような。しかし、そこに料理、そしてサービス、おもてなしの心とは・・・という考えさせられる場面がこれでもかと随時登場するではありませんか。そして、厳しい波風にも屈せずに、決して諦めない、健気に意志を貫く主人公。
第4話での、「飲み水を持ってきなさい。」と上司が主人公に何回も水を持ってこさせるシーン。それは、まるで、昔バーに入りたての私の出来事を思い出させるシーンでした。その出来事とは、立派な髭を蓄えた初老のお客様に、何回も作った同じカクテルを口も付けずに返されたという私にとって忘れられない出来事。あの時はとても恥ずかしく悔しく、カクテルを返される度に、泣いて考えた日々が続いたことは言うまでもありません。このシーンは鳥肌が立つほど、まさしくその時と同じ映像でした。
おもてなしの「心」、感謝の気持ち表現、奉仕の精神と細かな配慮・・・う〜ん挙げるとキリがありません。
いちサービスマンとして、このドラマをサービスマンの教科書として推薦致します!!