スペイン横断ワイン三昧の旅 VOL.1

お世話になった25人乗りのバス

いざワイン大陸エスパーニャへ出発!!
4月初旬、待望の新居に移りバタバタ慌ただしい中、周りの反対を押し切り、ワイン大陸スペインへ行ってまいりました。
今回は、異種格闘技戦かの如く、ワイン輸入業社社長や有名ワインショップ店主、一流ホテルの名ソムリエなど総勢6名で”市場調査及びワイナリー訪問・新規開拓”という名目(?)の元、ワイン大陸スペインへ旅立ったのであった。
いきなり成田で約1時間半の機内待ちぼうけを食らったが、なんとか離陸。パリまで約12時間、パリからマドリッドまで約2時間。その日のうちに着くものの「なが〜〜〜い!!」。いつも思うのですが、スペイン担当者にとってこのフライトは本当に酷。なんとか直行便を作ってもらえませんかねぇ〜。
そう思ううちにお隣の席に座った某ソムリエ氏とワイン談義に花が咲き、同業ともなると話が尽きない。よその畑のソムリエ話は1情報源として、とても頼もしい。裏情報やええ〜っ!という事もたまに飛び出したりして・・・。でもそうしているうちに、いつの間にか寝に入る。私はいつも持参する風船枕を準備し、現地時間をチェック・・・・・寝て数分後ある異変に気づく。運が悪いことに持参した風船枕に穴が開いていてすぐに縮んでしまう最悪のパターン。このあと幾度となく膨らます行為が永遠と続くのであった・・・。
なんとかパリで乗り継ぎ無事マドリッドへ。すぐタクシーで町の中心部にあるホテルへ向かう。まずは「セルベッサ!!」。ホテルの目の前にあるバルへ皆で直行。セルベッサで終わるはずが赤ワインを2本開ける始末。ソムリエとしては、こんな小さなバルで提供しているワインも気になるところ。リストには「リオハ」と「ドゥエロ」だけ6、7種類ずつ載っていた。カーニャ(生ビール)は、バルセロナにある大手ビールメーカーのEstrellaDammでした。Mahouのカーニャが美味しいと聞いていたのだが・・。ガンバとカラマルの火の通し具合は最高で感心させられた。これはフレッシュの食材を使っているという賜物。いつも思うのだが、日本で食べているほとんどは見てくれ重視というかスペインっていう雰囲気で美味しく感じてしまっている可能性がある。フレッシュか冷凍かというのもあるのだろうが、出来上がりが固く、あまり・・・のところが多い。「安価のバルでも雰囲気に惑わされず食事を気にして食べてほしい。」私はつくづくこう思った初日の夜でした。
次の朝、いよいよスペイン横断の旅へ出発!ホテルの前には、私達がお世話になる25人乗りのバスが待っていた。